健康診断・検診・健康相談
【かかりつけの方を対象に】
随時受付をしております
2021/9/27更新
通常の診療に支障をきたさないようにしながら、新型コロナワクチン接種、インフルエンザワクチン接種、発熱外来の対応等を優先的に行うため、世田谷区の健康診断(特定健診、長寿検診、生活習慣病健診)は、当院の健康診断とともに、かかりつけの方に限らせていただきます。
なお、予約不要の胃がんリスク検診、前立腺がん検診、肝臓がん検診等については、初めての方でも可能です。
皆様には、ご不便をおかけいたしますが、ご理解の程、よろしくお願い致します。
※世田谷区の健康診断は、現在、11月まで予約が埋まっております。
健康診断の内容一覧
健康診断(スタンダード)・雇用時健診 | 健康診断(ライト) | |
---|---|---|
診察 | 問診 | |
身体測定 | 身長・体重・BMI・腹囲測定・血圧測定 | |
生体検査 | 視力測定・聴力測定 12誘導心電図検査 | ― |
画像検査 | 胸部レントゲン撮影 | ― |
尿検査 | 尿糖・尿蛋白・尿潜血・ウロビリノーゲン | |
血液検査 |
■スタンダード
■雇用時
|
― |
文章 | 含む(一通追加ごとに900円追加)※英文の場合6,000円追加 | |
料金(税込) | ※スタンダード14,000円 ※雇用時12,000円 |
4,000円 |
結果説明 | 中3日(診療日) | 当日結果説明 |
ライトは、特殊な診断書利用でない限り、結果は当日渡しとし、スタンダードは3診療日をあけて結果をお渡しいたします。ただしウイルス抗体など特殊な追加オプションがある場合には、結果がでるまで1~2週間いただく場合があります。
オプション項目
(税込・判断料込)
※オプション項目のみの場合は診察料(2,000円)+検査料+血液採取料(500円)
項目 | 対象 | 料金 |
---|---|---|
ムンプスIgG(EIA) | おたふく風邪 | 4,000円 |
水痘IgG(EIA) | みずぼうそう | 4,000円 |
風疹IgG(EIA) | 風疹 | 4,000円 |
麻疹IgG(EIA) | はしか | 4,000円 |
ヘルペスIgG(EIA) | ヘルペス・帯状疱疹 | 4,000円 |
HA抗体 | A型肝炎 | 2,500円 |
HBs抗原 | B型肝炎 | 2,500円 |
HBs抗体 | B型肝炎 | 2,500円 |
HCV抗体 | C型肝炎 | 2,500円 |
HCV抗体 | C型肝炎 | 2,500円 |
梅毒検査 | 2,500円 | |
血液型(ABO式・Rh式) | 2,000円 | |
ピロリ菌検査 | 血液検査 | 2,000円 |
呼気検査 | 6,500円 | |
色覚検査 | 400円 | |
血管年齢(CAVI) | 動脈硬化 | 1,500円 |
ツベルクリン反応 (48時間の判定の為、再診可能な場合のみ実施) |
3,500円 |
検査
ペプシノーゲン (胃がん検) |
2,500円 |
---|---|
HIV検査 | 3,000円 |
妊娠反応検査 | 2,000円 |
インフルエンザ抗体 | 1,500円 |
注射
プラセンタ注射(初回) | 問診料+プラセンタ代 | 問診料2,000円+1,500円/アンプル |
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プラセンタ注射(2回目以降) | プラセンタ代 | 1,500円/アンプル |
面談
保険会社面談料 | 1回 5,000円 |
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※ED治療についてはHPのED治療の項目をご参照ください。
注意事項
- 健康診断の運営は、医療事故防止のためにも予約優先となっています。
- 受診10時間前には食事を終わらせていただき、あとはお水のみですごしてご来院ください。
- 受診結果の仕上がりは、約1週間前後です。
- 受診結果は窓口渡しになります。ご郵送をご希望の場合、郵送料・事務手数料として別途980円かかります。
- 受診日の当日は時間厳守でお願いいたします。万が一遅れる場合には、必ずご連絡いただけますようお願いいたします。
- 15分以上の遅刻は検査が出来ない場合もありますので、あらかじめご了承ください。
尿がん検査「マイシグナル・スキャン」
「マイシグナル・スキャン」とは、マイクロRNA×AIを用いた最新の尿がん検査です。
すい臓がんをより早期に発見するための検査方法です。
すい臓がんなどの早期発見を実現するために
日本人の死因第1位は悪性腫瘍、いわゆる‘がん‘であることは知られています。治療の進歩により治りやすいものもある一方で、発見しにくく、死亡率の高いものがあり、とくにすい臓がんはその筆頭です。このすい臓がんにかかる方が最近3倍にも増え、死亡者数では胃がんを抜いて3番目に多くなりました。自覚症状が出たときにはすでに治療が難しく、手遅れになる場合も少なくなく、早期発見が重要ですが、血液検査での腫瘍マーカーやエコー検査、CT,MRI,あるいはPETでも早期には検出されないことも珍しくありません。
このような中、すい臓がんなどの早期発見を実現するために、新たな検査方法である「マイシグナル・スキャン」が全国約30の大学病院・がん研究センターがCraif株式会社と共同で開発され、当院でも検査ができるようになりました。本検査は、尿中の微量なマイクロRNAを用いた検査です。
「マイシグナル・スキャン」の特徴
1)超早期に発見
早期すい臓がん(ステージⅠないしⅡA)を検出する感度は、腫瘍マーカーのCA19-9 で37.5%であるのに対して、本検査は92.9%と非常に高く、より早期から発見できることが分っています。
https://www.thelancet.com/journals/eclinm/article/PIIS2589-5370(24)00515-7/fulltext
2)痛みを伴わず、予約不要
既存のがん早期発見の血液検査に比べ、採血という痛みを伴わず、少量の尿で検査ができるため痛みを伴わないため、手軽に検査が可能です。
3)高い信頼性、AI(人工知能)で高い精度に
全国約30の大学病院・がん研究センターでの共同で開発され、高い信頼性を伴います。またデータベースの蓄積によるAI学習で、さらに高い精度を維持し続けることができます。
4)がんの種類別に早期発見
既存の尿でのがん早期発見検査では、どのがんになりやすいか判別できないのに対して、本検査は7種類のがん(すい臓がんの他、食道がん、胃がん、乳がん、肺がん、卵巣がん、大腸がん)の種類別に早期発見が可能です。
※2025年春には、上記の7種類に加え、「前立腺がん」「膀胱がん」「腎臓がん」も発売予定です。
5)「マイシグナル・スキャン希望」と受付で言っていただくのみで、尿検査をご案内して、その後会計(クレジットカード対応)となり、結果はスマートフォン等に送られるため、待ち時間が少なく、忙しい皆様に最適の検査です。
当院での尿がん検査「マイシグナル・スキャン」の検査方法
本検査を希望の方は、当院にご来院の上、「マイシグナル・スキャン希望」と受付で伝えて下さい。事前に問診表に記載いただきご持参いただけるとよりスムーズです。 本検査は自費診療ですが、マイナンバーカードないしは有効期限内の保険証あるいは資格確認証 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45470.html をご持参ください。
「マイシグナル・スキャン」の検査対象外となる方
- 妊娠中の方
- 月経中の方
- 20歳未満の方
「マイシグナル・スキャン」の料金
項目 | 税別 | 税込 |
---|---|---|
男性 (すい臓・食道・胃・大腸・肺) |
57,000円 | 62,700円 |
女性 (すい臓・食道・胃・大腸・肺・乳房・卵巣) |
57,000円 | 62,700円 |
アミノインデックス
血液中のアミノ酸濃度を測定して健康状態や病気の可能性を調べる技術を活用した検査です。
その方法は、血液中の約20種類のアミノ酸の濃度を測定し、健康な人とのアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析することで、がんである可能性を評価するというものです。対象となるガンは現段階では、胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん(男性のみ)、卵巣がん・子宮がん・乳がん(女性のみ)の7種類です。
がん検診は、自覚症状のないがんを早く見つけて早期治療に結びつけることで良好な予後やがんの治癒を目指す二次予防を目的としていますが、AICSは血中のアミノ酸濃度によって統計的にがんであるリスクを評価し、既存検査で陽性とならなかったがんや画像で見逃しやすい小さな大きさの早期がんにも対応するため、がんの発見率向上につながることが期待されています。
ガンの早期発見
現在、がんを見つける主要なアプローチは画像診断です。たとえば、肺がんには胸部CT検査、胃がんや大腸がんには内視鏡検査と、がん種ごとにそれぞれの検査を受けるため、検査時間が長時間にわたり、できるだけ簡便な検査で済ませたいという要望には応えられていない状況です。また、X線による放射線被曝や内視鏡検査の苦痛など、体に負担となりますし、婦人科がん検診は恥ずかしいという精神的な負担も大きいでしょう。このような負担の大きさが、がん検診受診率が上がらない理由のひとつと考えられています。
これに対してAICS は、1回5mlの採血で複数のがんのリスクスクリーニング検査ができ、苦痛や精神的負担が少なくがんの早期発見が期待できます。
一方、がんが産生する物質の存在とその量を測定する腫瘍マーカー検査が広く行われていますが、腫瘍マーカーはがんがある程度進行しないとはっきりとした変化が見られず、やはり早期がんへの感度は低くなります。この点、血液中のアミノ酸濃度はがん発症の早期でも変化することが知られています。このため、AICSはごくごく早期のがんも発見できる可能性があり、治療も軽度で済むといったメリットにつながると考えられています。
アミノインデックスのメリット
- 1回の採血(5ml)ですむ
- 放射線被曝のリスクがない
- 早期がんにも対応
- 複数のがんの検査が同時にできる(男性4種、女性5種)
今後は、現状では早期発見が難しいすい臓がんや、生活習慣病などがん以外の病気への応用が期待されます。
*妊娠されている場合には、アミノインデックス値に影響がありますので検査は受けられません。
料金について
自費の検査です(健康保険は適用されません)。
アミノインデックス(ガン検診)※男性セット (胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん、膵臓がん) | 22,000円 (同時にIKCスタンダード健診をうける場合には21,000円) |
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アミノインデックス(ガン検診)※女性セット (胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、卵巣がん、子宮がん、膵臓がん) | 22,000円 (同時にIKCスタンダード健診をうける場合には21,000円) |
検査の流れ
1)電話でのご予約(当院の診療時間内に検査希望の前日10時までにご連絡ください)
※ただし、月曜検査希望の場合には、前週金曜の10時までにご連絡ください
2)検査前日~当日朝までの注意
検査の8時間前から食べ物、アミノ酸のサプリメント、アミノ酸含有スポーツ飲料、アミノ酸製剤、牛乳、ジュースは召し上がらないようにしてください。